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『全日本スポーツ少女振興会』は『全日本セミロリ愛好協会』を応援しています(笑 装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、喜劇の幕が上がる。


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『楽園の幻』 3

 食堂には既に美音子が席に着いており、給仕をするエリカと奈緒子が控え、中央の上座には舘の主人、水野氏が明るい笑顔で二人を迎えた。

「さぁ、席に着いて下さい。エリカ、お客様にも存分に召し上がっていただきなさい。」
「はい、ご主人様。」

   キチチ…

「……。」

 直樹はまたも違和感を感じていた。

(…あれ、俺はどうしてこの館に厄介になってるんだっけ?)

 だが、そんな疑問もおいしい食事にどうでも良くなってくる。

「うん、うまい。」
「う~ん、おいし~!
 やっぱりエリカさんの料理は最高ぉ~。」

 美音子は絶賛しながら、次の皿へと取りかかっている。
 梓も満足している様だ。

「そうね、おいしい。
 あたし、どうしても料理って苦手で…そうだ!ここにいる間にエリカさんにお料理を習っちゃおうかなぁ。」
「ええ、私で良ければよろしいですよ。
 では早速、今晩の夕食を手伝っていただけます?」
「こちらこそ迷惑でなければお願いします!」

   キリ…

 直樹としては、梓が喜ぶ姿はうれしいが、違和感は消せない…。

「おや?
 如何なさいました、前田くん?」

 突然、水野氏に声をかけられ、自分が空想に浸っていた自分につい笑ってごまかしてしまう。」

「い、いえ、ちょっと考え事をしてしまいまして…たいした事じゃないんで…気にしないで下さい。」
「そうですか…。
 何かあれば、私でも、エリカでも気軽に相談して下さい。」
「ええ…、そうさせていただきます。」

 そうして、更に数日後、一緒に屋敷を散策している梓は明らかに様子が変だった。

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『楽園の館』 2

「…ちょ、ちょっと…近くで見ると気味が悪いんだけど…。」

 昭栄学園水泳部のメンバーはボートを着けた海岸の奥から延びる石の階段を上った先にある洋館の前まで来ていた。
 近くまでくると少々威圧感のある石造りの洋館…。
 見様によってはお化け屋敷で通りそうな外観に、梓に肩を貸されている美音子が不満を漏らす。

「まぁまぁ猫森。
 見れば比較的手入れはされているみたいだし、無人って事はなさそうだから大丈夫だよ。」
「…その自信、どこからわいてくるんですか~。」

 まだ、美音子は不満があったが、聞いてないようで直樹は洋館の大きな扉をノックする。

   コンコン……。

   コンコン…ギ、ギギイィ…。

 ゆっくり扉が開かれると、中からでてきたのは足首も隠れるほどの長いワンピースに白いエプロン姿、いわゆるメイド服に身を包んだ美しい女性。

「何方でしょうか?」
「あ、済みませんが、僕ら水泳部の合宿でこの島まで泳いで来たのですが、途中で彼女がクラゲに刺されてしまいまして。」
「出来れば、薬を分けて頂けないでしょうか。」

 説明を聞いていた女性はゆっくりと

「あらあら、それは大変ですねぇ…。
 あいにく、ご主人様は不在ですが、ともかくお入り下さい。
 じきに雨も降ってくるでしょうから、しばらく休んでいってくださいませ。
 …楽園館へようこそ。」

 そういうと、メンバーを屋敷に招きいれた。

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『楽園の館』 1

ちょっと!たったこれだけなの?!

 昭栄学園女子水泳部キャプテン橘梓は怒鳴っていた。
 今日は部の強化合宿の出発日であったが、自主参加の為、集合場所の駅前に集まったのは、たったの5人だけだった。

「まぁまぁ、梓。
 みんな色々予定が有るんだから、しょうがない。
 ま、やる気のある奴だけ集まれば良いじゃないか。」

 横からなだめる様に声をかける前田直樹は、梓の幼なじみで昭栄学園男子水泳部キャプテンである。
 が、その言葉は逆効果だった様だ。

やる気のある奴だけねぇ…。
 直樹…、あんた、このメンバーを見てそういう事言うわけ?」

 あぁん?といった感じで見回す梓。

「失礼だな橘。
 この僕は、やる気は満々だぞ。」

 そう自信満々に答える小柄な男子、水野透は言うが…。

あんたは女子の水着が見たいだけでしょうが!
その通りだ!

 梓は間髪入れずに反論するが、透も自信タップリに即答する。
 いきなり梓は頭を抱えたくなる。

「お姉さまぁ~。あたしをこんな奴と一緒にしないで下さいよぉ~。」

 上目遣いで目をウルウルさせながら甘ったるい声を出す女子、猫森美音子だった。

「美音子…あたしをお姉さまと呼ばないでって、言ってるでしょう?」
「や~ん、お姉さまぁ~、あたしの事は“ミーコ”って呼んで下さいよぉ~。」

 怒鳴り声をものともせずに、美音子は梓に擦り寄る。
 …諦める気は無いらしい。

「…あ、あの…ごめんなさい…。

 女子水泳部マネージャー(実の所、マネージャーの居ない男子部の仕事の一部も兼任しているのだが)の、姫野奈緒子は梓の怒声に怯えた様におずおずと謝っている。

「あ、あの!奈緒子ちゃんは悪く無いのよ!本当だからそんな泣きそうな顔しないで…。」
「い、いえ…ごめんなさい…。」

 焦ってフォローしようとする梓と、何故かまた謝ってしまう奈緒子。
 それを見て、そろそろ収拾する為に直樹が声をかける。

「さて…、ともかく、集まったメンバーがこれだけなのは仕方が無いんだから、梓もその辺にして、出発しようじゃないか。
 …ちなみに、顧問の高畑先生は持病の腰痛で来られないそうだけど。」
「…ま、またぁ~!
 本当に大丈夫なのこの部って…。」

 梓は今度こそ頭を抱えてその場にうずくまった。

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『楽園の館』 その前に

雷「え~、実はこのシリーズ、ゲームシナリオのテスト版でした。
 、そもそもゲームシナリオの書式も全く知らないまま、いつもの勢いのみで書いた為、ダメ出し食らいまくり&モチベーションが落ちた為放置していたモノです(苦笑」
ほ「つまり駄作か(^^;」
雷「あ~、それを言っちゃあ…。
 まぁ、このまま日の目を見る事無く忘れるのも何なので、ほぼそのままの形でココで公開しようと。」
み「よく言えばリサイクルだけど、
 悪く言えば手抜きだねぇ…(^^;」
雷「…orz
 ま、まぁそうとも言う。
 つーか、ファイル整理してたら出てきたわけだけど…。
 ついでなんで先ずはキャラ表から。」

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『灰藤玄太郎の遺志』 「受け継がれるモノへ…」

うわ~~ん!おかあさん~!
「あらあら、帰ってくるなり如何したのかなぁ?」
「おかあさん、ぼく…ぼく…みんなと違うって…それに…おとうさんも居ないって…ひぐ…ひく…。」
 家に帰ってきた息子が、泣きながらあたしに抱きついてきた。
 どうやら、学校で突然“力の発現”が出てしまったらしい。それを、クラスの子達に揶揄された事で、人と違う自分に気が付いてしまった…と。
 多分、家に帰ってくる間に、不安でいっぱいになってしまったのだろう…。

「…そっか…、それじゃあ…明日のお休みにお父さんのお墓参りに行こうか。
 お父さんの事、あなたの事、…本当の事は、あなたがもう少し大きくなってからと思っていたんだけどね。」
…本当のことぉ?
「そう、本当の…大切な事。」

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『灰藤玄太郎の再会』 「明日」

 灰藤玄太郎(はいどう げんたろう)御木楓(みき かえで)の出会いから十数年…。
 時は、照和から平誠へと変わっていた。


 人目に付きにくい裏路地に突然現れる店、酒屋兼旅館の『御名神亭』へとやって来た“あたし”は深呼吸を一つして、入り口のドアを開ける。

  カランカラン♪

「「「いらっしゃいませ。」」」

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『灰藤玄太郎の事件簿』 6

「…こいつ等人をいったい何だと思ってんだよ!!

 扉を開けた瞬間、目に入ったものに俺の怒りは跳ね上がっていた。

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『灰藤玄太郎の事件簿』 5

  ギィンンッ!……。

「ぐうぅぅ…。」
「ふ、ふっふっふっ…まさかそんな手を使うとは…な…。」

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『灰藤玄太郎の事件簿』 4

   ガガガガガガッ!
   キンッ!ザシュッ!


 研究所内の中に突入した俺と鋼刃は、雨月の私設軍を蹴散らしながら進んでいた。

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『灰藤玄太郎の事件簿』 3

   ガガガガガッ!
   ドガーーンッ!
   ドンッ!ドンッ!


 雨月製薬第八研究所。山中の静かな研究所は今…戦場となっていた。

うははははっ!ぬるい!ぬるいぞっ!
「ったく、これが『一人師団』…か。
 …とんでもねぇな…。」

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水上雷太

Author:水上雷太
『水上雷太』
 「全スポ会会長」
 「御名神亭やとわれ店長」
 「サイト管理人」
 様々な“自称”を使い分ける男。ぶっちゃけ三十路ヲタ(ぷ

 ブログ開設4年目に突入し、何を血迷ったかサイトまで開設する。 どこまで突き進む気だ?

『御剣みこと&ほむら』
 御名神亭の店員。双子の姉妹。
 一見中○生並のコンパクトボディだが18才以上(笑
 一人称が「ボク」と「オレ」だが女の子。
 ほむらはふた○りだが女の子!

『Dr.ノーザンウェスト』
 御名神亭に住み着く、謎の「萌え学」講師。
 某キ○○イ博士に似ているのはただの噂(笑
『ワイルド=エルザ』
 通称「ワルザ」Dr.が某所から設計図を入手して作り上げたモエロイド。
 語尾はお約束の「ロボ。」(笑

 ここは、上記メンバーでお送りするエンターテイメントサイトである。

 リンク&アンリンクはフリーです。ご一報頂けると、リンクを貼り返します(笑





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