2008 富士登山記 2
御名神亭の業務日誌
雷「え~、世の中お盆休みに入りつつあるんですね、って深夜のバイトが妙に忙しくて(と言うかやらないといかん事ばかり多くて)ブチキレ寸前ですよ>挨拶」
ほ「どんな挨拶だよ(--;」
み「と言うか、富士登山記に全然関係ないですよ」
雷「む、つまりはちょっと愚痴の一つもこぼしたくなる現状なわけですが…うん、愚痴はいかんね、愚痴は…」
ほ「や、いきなり自己完結されてもなぁ(--;」
み「まぁ、ともかく、ちゃっちゃと話を進めましょう(^^;」
ほ「どんな挨拶だよ(--;」
み「と言うか、富士登山記に全然関係ないですよ」
雷「む、つまりはちょっと愚痴の一つもこぼしたくなる現状なわけですが…うん、愚痴はいかんね、愚痴は…」
ほ「や、いきなり自己完結されてもなぁ(--;」
み「まぁ、ともかく、ちゃっちゃと話を進めましょう(^^;」
雷「え~、前回が富士山の須走口5合目まで着いたところまでで…」
み「その後車で仮眠したんですね」
雷「そう、んで夜8時過ぎに目が覚めて、そこから登山の準備をして8時30分過ぎに山小屋前でぼちぼちストレッチしたりして体を慣らします」
ほ「こういう高地についてすぐはもちろん、寝起きすぐも心肺機能が低下してるんで最低30分以上の慣らしが必要なんだな(^^)」
雷「そうなんです、この辺り初心者が富士山で途中下山するはめに陥る第一のポイントらしいです」
み「実は、山小屋に泊まって山頂を目指す人たちも寝起きすぐ動いてダウンする人がいる理由みたいですね(^^;」
雷「さて、そんなこんなで体がほぐれた所で夜9時出発。
最初は勤めてゆっくり進むようにしますが…出発点がいつもより低いので最初は樹林地帯を進んでいきます」
ほ「あぁ、まだ樹林限界に達してないんだな」
雷「富士宮だと5合目出発後すぐ樹林地帯を抜けるんだけどね。
さてさて、樹林地帯を進むといきなり予想外の展開が」
み「どうしたんですか?」
雷「気温が低いのは当然なのですが、夕方豪雨だったわけですよ。
しかも樹林地帯…つまりおそろしく湿度が高い。
んで、低気温と高湿度となると…霧が発生してくるんですね」
ほ「いきなり視界悪いな(^^;」
雷「それどころか、最初の格好がドライTシャツの上にウィンドブレーカーだったんだけど…自分の高体温&超汗かき体質が高湿度の中で悪循環化しまして…」
み「…?(^^;」
雷「登山で体温上昇が汗を出すんですがウィンドブレーカーで見事に内部にこもってしまいまして…自己サウナ状態(汗
しかも、ジッパー空けて湿気と熱を出そうとするも、周りは霧なぐらい高湿度…。
結果、自分の汗と吐く息が霧に混ざってよりいっそう視界不良を加速させる悪循環が出来上がりました(汗」
ほ「どんだけだよ(^^;」
雷「や、本当に。
結局、樹林地帯を抜けてようやく霧が晴れて6合目についた頃には予想時間の1時間を大きく遅れていました。
つーか、いきなり汗かきまくってぐったりと山小屋の椅子にどっかりと座り込んでしまいました」
ほ「いきなりヤバイな(^^;」
雷「しかも、そこで見たものは、標高2400mの表示…富士宮口じゃ5合目…スタート地点かよ!」
み「うわ~、気力が萎えますねぇ(^^;」
雷「まぁ、とは言えここで泣き言言ってる場合じゃないんで気合を入れなおして7合目を目指します…が、ここでまたトラブル発生!」
ほ「は?どうした?」
雷「実は座った椅子がプラスチック製だったのですが、再三言いますが夕方雨が降ってました…つまり暗くて見えなかったのですが思いっきり濡れてたんですね。立ち上がってみたらお尻がぐっしょっり…(泣」
ほ「間抜けだ…(--;」
雷「しかも、一応風を通さないようにナイロン系のズボンだったのですが、防水まで考えてないんで思いっきりパンツまでぐっしょり(泣」
み「…や、普通は富士登山となれば防水加工された上下は必須なのに…(^^;
ちなみに用意できるなら防水透湿のゴアテックス等のほうが良いみたいですね」
雷「まぁ、長年おんなじ格好で安く上げてるんで(苦笑
とにかく、着替えも荷物になるから持ってきてないし、残念ながら諦めて登山再開。
まぁ、あいかわらずなんで7合目が二箇所あるんだとか色々突っ込みつつ山小屋ごとに座って休憩&何か口に入れる。
今回、最初に疲れたせいかいつもよりあまり固形物を受け付けなかったのでなんとなくいつもより多めに持っていったゼリー状栄養ドリンクがかなり役に立ちました。 これはマジでオススメです」
み「あの系統は比較的瞬発系の栄養になりますからね(^^)」
雷「後、チョコレイト。
糖分は気力が上がりますからね、へこたれそうな時に以外に力になります」
ほ「まぁ、ここら辺は、おにぎりとかパンとか用は自分にあったものがあれば良いんだがな(^^)」
雷「さて、7合目を超えると流石に傾斜きつくなる上、酸素不足で疲労も抜けにくくなります。
なので、人によっては携帯酸素も有効らしいですが、自分は立ち止まって深呼吸でしのぎます。
こういう辛いときに座り込んでしまうと、次立つのが大変なのでステッキで体を預けて足にかかる重量を分散させたり、岩場なら座らない程度の高さがあれば体重を預けて立ったまま小休憩程度で行った方が結果としては気力が持ちます」
ほ「まぁ、こういうもんは気力が尽きると登れなくなるもんだからな(^^;」
雷「さて、この須走口は途中8合目辺りで山梨側の吉田口と合流します。
んが、これが曲者。
吉田口は一番ツアー登山者が多い観光地ルートでもあるので…ご来光目当ての団体客が多い=ご来光時間に合わせて一斉に動き出して一本道の登山ルートでは大渋滞を引き起こしてしまうんですね(汗」
ほ「大体午前2時を超えると始まるんじゃねぇかな(^^;」
雷「自分が8合目に着いたのが2時15分は超えていたと思うのでちょうどぶち当たった格好で、山小屋から続々とツアー客が出てくる状態でごった返してましたね」
み「よもやこんな所で渋滞になるとは思いませんよねぇ(^^;」
雷「まぁ、結局は流れに付いて行くしかないんで…おかげで無理しない程度のペースにはなりやすい(自分的には)んですけどね。
どうしても息が続かなきゃ脇にそれて呼吸を整えれば良いんで。
あ、ちなみにこのルートでは山小屋は8号5勺より上は山頂までありませんので以外に長丁場になります…渋滞もあって更に、ね」
ほ「しかし、そうなると間に合うのか?(^^;」
雷「これが問題、実は変な渋滞しちゃうとまったく進まない事もあって焦ります。
朝3時30分を過ぎると少しずつ空は明るくなってくるし渋滞はやまない、流石に今回は途中でご来光を見るしかないのか、と諦める事何度もあったのですが、不意に渋滞の中に流れが出来ます。
ツアーのガイドらしき人の『登れる人はどんどん登ってください』見たいな声があったりして、最後の気力を振り絞って何とかご来光直前に山頂まで着きました!」
ほ「おぉ!(^^)」
み「良かったですね(^^)」
雷「まぁ、今回は眼下に雲海があった為ご来光時間が多少遅くなった分助かりましたね(苦笑」
たぶん、雲海がないぐらい晴れてたらアウトだったかも。
と、言うことで何とか山頂まで到着したところで今回はここまで(笑」
ほ「何っ!?Σ(@@;」
み「ここまできて…結局今回写真が一枚もないし(--;」
雷「まぁ、次回富士登山完結編(?)でご来光も見てもらいますって事で奮えて待て!(笑」
かおるんるん。