雷「え～、今日は映画レビューです」
み「えっと、『ベクシル　‐2077日本鎖国‐』ですね。
　フルCGでしかも原作無しのオリジナルと言うけっこう珍しい作品ですね」
雷「まぁ、過去フルCG作品と言うとF○とか林檎種とか鬼門だったりしますが（苦笑」
ほ「ま、そう入っても最近は映画にCG合成はあたりまえになってるし、技術も上がってるがな（＾＾；」
雷「まぁ、そんな訳で予告でちょっと気になって観て来ました。
　…つーても、ちょい大変でしたけどね」
み「どうしたんですか？」
雷「いやね、いつもバイト明けに観にいくんですが、今回上映時間が夜しかやってなくて…結局、早めに起きてレイトショーで安く上げつつ、映画の後バイトになだれ込むハメになりました（苦笑」
ほ「ハメったって自分でやってりゃせわねぇけどな（＾＾；」
み「ともかく、レビューに行きましょう。
　例によってネタバレの為以下自己責任で」

雷「え～、ぶっちゃけ日本より海外受けしそうな映画です（笑」
ほ「あ～、そういうの結構あるよな。
　特にアニメなんかで（＾＾；」
雷「なんつーかね非常にハリウッド的ですよ」
ほ「ハリウッド的とは良いも悪いも含めてか？（＾＾；」
雷「うん（笑
　ちゅーか、どうもアニメっぽくないと思ったら、監督はカメラワークとか予算があれば実写で出来るようにしたとか。
　まぁ、ハリウッド映画はとんでもない巨費を投じなければ出来ないんで、そうでなくても映画は出来るという事かも知れません」

み「そういえばメインキャラ3人の声を当てているのは声優ではなく俳優さんだそうですが？」
雷「実はその辺もアニメっぽくない理由の一つかな？と思ってる。
　なんつーか、良くも悪くも声優と俳優って似て非なる技能なのかな？と。
　なので、脇役の声優陣に比べてワントーン“何かが”低い気がするんだよね」
ほ「何か、ねぇ（－－；」
雷「まぁ、それが良いときも悪いときもあるんで一概には言えないんだけど、今回はアニメっぽくない理由の一つかな？」

み「今回はフルCG作品と言うことでそちらの方はどうですか？」
雷「CG技術は流石だと思う。
　特にメカ物の存在感は凄いです。
　ただ、それゆえに人間の方がちょっと違和感が…」
み「違和感ですか？」
雷「まぁ、監督のインタビューとかではわざとらしいんだけど、もっとアニメ寄りの方が違和感が無かったんではないかと。
　おかげでちょっと硬質と言うか無機質な印象を受けるんだよね」
ほ「ま、そこら辺は感性もあるからなぁ（＾＾；」

雷「さて、シナリオ的にはロボット技術の進歩した未来、進化しすぎる技術開発を抑制しようとする国連から脱退し日本は、更にハイテク鎖国でレーダーや衛星からも完全に遮断したまま10年が過ぎて…ってかんじで、とある事件から、アメリカの特殊部隊が鎖国した日本に潜入して見たものは！
　っと、まぁ中々そそられるんですよ」
み「はぁ、そそられますか…（＾＾；」
雷「まぁ、意外な展開が待ってます。
　ただ、個人的にあのラストはなぁ～と。
　ま、某隣国的には喜びそうなラストなんだけどねぇ～（苦笑」
ほ「あ～、そういやぁ…日○沈○でタイトルどうりな内容じゃないとか言って怒ってたような所だからな（－－；」
雷「流石に自分はこのラストだからどうとは言いませんが…米国や隣国では絶対に無いラストだなぁ～とは思いましたね。
　心情的には真逆の意味で（ぉ」
み「なんだかなぁ～（＾＾；」

雷「ともかく、迫力の映像が観たいなら劇場へ、そうで無いならレンタル待ちでも良いかもしれません」
み「微妙な評価ですねぇ～（＾＾；」
雷「まぁ、意欲作には違いがありませんが、後一歩感も否めないかなぁ～、と」
ほ「まぁ、フルCG作品ってのはまだまだ新しいからな（＾＾；」
雷「おそらくこれから一つの表現方法になって、実写と共存していくんだろうけどね。
　そういう意味では一見の価値はあるって事で（笑」
ほ「そういうもんかねぇ（＾＾；」
み「なんか違うなぁ（＾＾；」

　かおるんるん。