『私は貝になりたい』
御名神亭の業務日誌
雷「え~、なんだか最近すっかり寝落ちがデフォになってしまい、ココの更新も滞ってしまいましたが、久しぶりの更新は映画批評です」
み「えっと『私は貝になりたい』は元々TBSのテレビドラマでその後映画化された作品で、主演は故フランキー堺氏、その後再度所ジョージ氏主演でドラマ化されました」
ほ「内容的には、戦後の日本で普通の市民だった理髪店の店主が戦中の徴兵中に起こったある事件についてB,C級戦犯として逮捕され理不尽な判決によって絞首刑になってしまうという正に理不尽極まりない代物なわけだが」
雷「まぁ、このくらいのあらすじは何度もリメイクされてるんで良いんですが、感想はネタバレ大に付き毎度おなじみ自己責任で」
み「えっと『私は貝になりたい』は元々TBSのテレビドラマでその後映画化された作品で、主演は故フランキー堺氏、その後再度所ジョージ氏主演でドラマ化されました」
ほ「内容的には、戦後の日本で普通の市民だった理髪店の店主が戦中の徴兵中に起こったある事件についてB,C級戦犯として逮捕され理不尽な判決によって絞首刑になってしまうという正に理不尽極まりない代物なわけだが」
雷「まぁ、このくらいのあらすじは何度もリメイクされてるんで良いんですが、感想はネタバレ大に付き毎度おなじみ自己責任で」
雷「さて、毎度おなじみ一言批評
流石T豚S!見事に映画として破綻していやがるぜ!!(爆」
ほ「ちょっwwwおまwwww(^^;」
み「えっと、戦争物好きな店長とは思えない一言ですね…
まぁ、TBSは嫌いですけど…(^^;」
雷「ん~、ぶっちゃけると良いシーンももちろんあるんですよ?
ただ、TBSらしく(?)戦争は悲惨だ、戦争は理不尽だ的な結論ありきな雰囲気がどうしても鼻につく感じが拭えないんだよねぇ~、自分的に(汗」
ほ「しかし、脚本家的には完全版といってるらしいがな(^^;」
雷「なんつーか、これは本来良い筈なんだけど、美しい日本の四季の風景とか、後半はともかく前半はあまりにも仰々しい久石譲氏の音楽とか、新たに追加した“夫婦愛”とかがアンバランスと言うか、主題であるところの戦争の理不尽さや無常さをぼやかしてる気がするしねぇ…」
み「まぁ、見る人にも寄るんでしょうけどねぇ(^^;」
雷「まぁ、なんといっても脇はともかく、清水豊松役の主演、中居正宏氏の演技力がどうしても弱いと思うんだ」
ほ「そこをツッコむのも酷だがな(^^;」
雷「つーてもねぇ…比べるもんじゃないと分かっていても矢野中将役の石坂浩二氏の引き込むような演技力を比べると…ねぇ(苦笑
後、これもゴメンだけど、追加キャラの同じ房の西沢卓次の笑亭福亭鶴瓶氏もなんか世界観にそぐわない雰囲気を醸してた…と言うと、豊松の奥さん房江役の仲間由紀恵嬢もある意味、場にそぐわないんだけど(苦笑」
み「それは存在感が有り過ぎという事ですね(^^;」
雷「ともかく、確かに自分は前作、前々作をまともに観てませんからあまりいえないんですが…
それでもフランキー堺版の最後の部分だけ幼い頃見ただけでかなり脳裏にこびりついた無常感、理不尽さの事を思えば、
今回の中居版の判決が出てからの演出や流れがどうしても違和感、と言うかむしろ負け犬感が出ている気がするんですよ」
ほ「えらい良いようだなぁ(^^;」
雷「んで、有名なモノローグも単に逃げているようにしか聞こえず、何でわざわざ絞首刑のシーンを再現した必要性あるのか分からないまま、エンドロールで流れるMr.Children の『花の匂い』はそのそぐわなさに何の冗談かと思うしだい」
み「そんなにあわないんですかぁ~(^^;」
雷「まぁ、単体で聴けば良い曲なんですがねぇ…センスの無さを感じずにはいられないんですよ、個人的に」
ほ「なんか、よく怒らなかったよな(^^;」
雷「まぁ、むしろ最初っからTBSって時点とキャストその他で分かっていた結論ではあったんですよ(ぉ
ただ、こんだけ日本製の戦争物を見続けた自分としては予定調和的に通らなければならない道って気がしてたんで観にいったんですけどね(笑」
み「何気に酷い言いようだねぇ…(^^;」
ほ「いいのかよ…(^^;」
雷「まぁ、あくまで個人的感想だし、見る人によっては十分に満足するんでしょうけどね。
個人的に劇場まで足を運んで観る人は自分みたいに地雷と分かって踏み込む人か、特定の思想か役者を見に行くって人ぐらいにした方が良いと思われます(爆」
み「なんか、ココの映画批評としては珍しい展開でおわるなぁ(^^;」
ほ「むしろココでなきゃ言えないんだろうなぁ(^^;」
かおるんるん。