事情説明その他?
御名神亭の業務日誌
え~、数日更新を休んでいるうちに韓国ネタが面白過ぎですが、そのうち書きます(笑
つーか、更新を休んだ理由を書こうと思いますが、流石に何時もの(会話)形式では書けないのでご容赦の程を。
まぁ、勘のいい人は気付いたかもしれませんが、以下あまり良い話ではありませんし、かなり気分を悪くする表現をするかもしれませんので、自己責任でお願いします。
故に『中の人』の語りになります(たぶん)。
つーか、更新を休んだ理由を書こうと思いますが、流石に何時もの(会話)形式では書けないのでご容赦の程を。
まぁ、勘のいい人は気付いたかもしれませんが、以下あまり良い話ではありませんし、かなり気分を悪くする表現をするかもしれませんので、自己責任でお願いします。
故に『中の人』の語りになります(たぶん)。
いきなりではあるが、数日前、父親が死んだ。
死因は胃ガンが転移した肝臓ガンだった。
実のところ、分かったのは2ヶ月ほど前、年末ごろから肺炎を患うものの、年明け後も熱が下がらないため、肺を中心としたレントゲンを撮影した際に肝臓に点在する影が発見された。それが2月。
その後、肝臓の腫瘍が点在している事から既に転移した後であり、手術は無理だと診断された。
父は入院し、抗がん剤による治療を行うものの、肝臓故にあまり強い薬は使えず、それでも多少数値は改善し、薬の休止期間に退院もしたものの…足がむくみ等が酷くなり病院へ行ったが検査結果はあまりにも悪化して、即入院。
わしが事情を聞きに病院に訪れた時点で、肝臓の8割はガン細胞に置き換わり、手の施しようが無い状態、余命2週間と言われた。
病棟も末期の患者用の痛みや不安を取り除く専門の病棟へ移っていた(近年、新築移転したが、そんな施設があることすら知らなかった)。
正直、父がガンと言われた時点で覚悟をしたつもりだったが(自分ではあっさり受け入れたなぁと、薄情だなと思ったが・苦笑)、さすがに涙が出た。それでも実感がイマイチだったが…。
さて、そうなった時に要る物、ぶっちゃけ礼服ってやつだ。
情けない話、体型が変わりすぎて(太りすぎて)合う礼服が無かった。
なので、バイトが休みの日に礼服とカッターシャツを買った。正直痛い出費だ。
その日の朝、父の病室に行った時点で意識は朦朧として、かなり悪化しているとは思ったが、まさかその晩に容態が急変するとは思わなかった。
携帯に連絡がありすぐに病院に駆けつけると、酸素吸入器を付けた姿。
主だった親族が着いたまさにその時、呼吸が止まった…。
早すぎた。
入院をしてから2週間どころか、10日しかたって無い。
献身的に付き添った母の話では日に日に病状が悪化していったそうだ。
正直、わしは説明を聞きに行った日と、その日朝しか病院に行ってない。24時間面会可能な病棟だ、バイトの後でも行けただろう。
だけど行けなかった。何を話せばいいのか分からなかった。
その後は葬儀社に連絡、病院側の丁寧な処置、いわゆる死化粧ってやつで、父は痩せこけてはいるものの、眠るような安らかな顔だった。
ガン患者の末期は激しい苦痛の顔だと聞くが、運が良かったのかもしれない。
その後、父が家に帰ってきたのは日付が変わろうかという頃。
相談の結果、一日置いて通夜、葬儀の日取りが決まり…次の日、親族一同が集まり準備、自分のやる事は殆ど無い。
今回、万事そんな有様だった。
式場は市の施設。準備は葬儀社と親族。喪主は兄。…一人身では格好がつかないがね(苦笑
我が家は浄土真宗だ。
だが、兄はキリスト教徒になった。奥さんもそこで出会った人だ。
昔は喧々囂々な事もあったが、父は受け入れた。諦めたと言えばそうかもしれないんだが、母の心配。
真宗式の葬儀に喪主がキリスト教徒。
だが、そこは百戦錬磨のプロの葬儀屋(笑
見事なフォローを入れつつ、滞りなく式は進んだ。
むしろ、喪主の挨拶で自分がキリスト教徒と言った兄に感心した。自分の方が真宗と言いながら確固たる信心を持たず、何でも受け入れる“ありあり教”と嘯いている(苦笑
ついでに言うと、現時点であんなスピーチ能力はわしには無い。
さて、父の事を思い出すと、物静かで、本をよく読み、知識も豊富。
あまり怒った事も無く、仮に怒る時でも静かに理を通した怒り方(それだけに効くんだ・苦笑)。
親戚や来客の話を聞いても悪い事が一つも出てこない。
…なんつーか、なんでわしのような落ちこぼれが育ってしまったのか。ある意味、肩身が狭い(苦笑
結局、こう言う言い方は変だが、母はともかく、他人に対して最小限の迷惑で逝った。
しかも、計ったかのような見事なタイミングで。
(そう言えば、祖父も夕食まで元気に食べ、眠り、朝、気付いたら亡くなっていたのを思い出した。)
どうも、信心深い父や祖父は大往生を遂げる事が出来たと思う。
…自分はきっと無理そうだ…(苦笑
さて、悩みの種はまだ有った。
実は、こうして『中の人』で語ってる横で、妄想キャラどもが勝手に割り込んでくるのである。
ほむらは、「大切な人が逝く時は笑って送ってやれ。そうでなきゃ、心配でちゃんと逝けないからな。」とか言いやがるし
みことは、わしの頭を胸に抱いて、頭を撫ぜながら「泣きたい時は泣いて、そしたら前に進めるから」とか言う。つい自分がボソッと、「ボリュームが無い…。」ってのを聞き逃さず思いっきり殴る始末。
鋼刃の親父さんは、腕組んで後ろ向いたまま「惜しい方が亡くなったな。」って、押し黙る。
まぁ、それだけなら良いんだが(あんまり良くない)…
何故か、灰藤のおっさんまで、酒瓶取り出して「なんなら、トコトン付き合うぜ。」って…まさか、灰藤シリーズを復活させたいのか!?(汗
どうやら、わしをどうあっても『水上雷太』でいさせ続けたいと思ってるらしい…。
まったく…お節介な妄想キャラどもだことで(苦笑
O~K~、付き合って見せますよ、自分が自分である限り(笑
ま、いい死に方は出来んだろうけどな(苦笑
…思うままに書き綴ったので支離滅裂なのは分かってるんだが…まぁ良い。コレも一つの形だ。
もし、自分の長く拙い文を最後まで読んでくれた人が居るなら…最大限の感謝を。
正直、未だ父親の死を実感してない部分もあるんだろうが…
時間は戻らない。明日も分からないが、今、自分はここに生きている。
次回からは、通常更新の予定。馬鹿は死ななきゃ分からない(笑
父に最大限の感謝と「お疲れ様。」と言いつつ終わる事にする…。
死因は胃ガンが転移した肝臓ガンだった。
実のところ、分かったのは2ヶ月ほど前、年末ごろから肺炎を患うものの、年明け後も熱が下がらないため、肺を中心としたレントゲンを撮影した際に肝臓に点在する影が発見された。それが2月。
その後、肝臓の腫瘍が点在している事から既に転移した後であり、手術は無理だと診断された。
父は入院し、抗がん剤による治療を行うものの、肝臓故にあまり強い薬は使えず、それでも多少数値は改善し、薬の休止期間に退院もしたものの…足がむくみ等が酷くなり病院へ行ったが検査結果はあまりにも悪化して、即入院。
わしが事情を聞きに病院に訪れた時点で、肝臓の8割はガン細胞に置き換わり、手の施しようが無い状態、余命2週間と言われた。
病棟も末期の患者用の痛みや不安を取り除く専門の病棟へ移っていた(近年、新築移転したが、そんな施設があることすら知らなかった)。
正直、父がガンと言われた時点で覚悟をしたつもりだったが(自分ではあっさり受け入れたなぁと、薄情だなと思ったが・苦笑)、さすがに涙が出た。それでも実感がイマイチだったが…。
さて、そうなった時に要る物、ぶっちゃけ礼服ってやつだ。
情けない話、体型が変わりすぎて(太りすぎて)合う礼服が無かった。
なので、バイトが休みの日に礼服とカッターシャツを買った。正直痛い出費だ。
その日の朝、父の病室に行った時点で意識は朦朧として、かなり悪化しているとは思ったが、まさかその晩に容態が急変するとは思わなかった。
携帯に連絡がありすぐに病院に駆けつけると、酸素吸入器を付けた姿。
主だった親族が着いたまさにその時、呼吸が止まった…。
早すぎた。
入院をしてから2週間どころか、10日しかたって無い。
献身的に付き添った母の話では日に日に病状が悪化していったそうだ。
正直、わしは説明を聞きに行った日と、その日朝しか病院に行ってない。24時間面会可能な病棟だ、バイトの後でも行けただろう。
だけど行けなかった。何を話せばいいのか分からなかった。
その後は葬儀社に連絡、病院側の丁寧な処置、いわゆる死化粧ってやつで、父は痩せこけてはいるものの、眠るような安らかな顔だった。
ガン患者の末期は激しい苦痛の顔だと聞くが、運が良かったのかもしれない。
その後、父が家に帰ってきたのは日付が変わろうかという頃。
相談の結果、一日置いて通夜、葬儀の日取りが決まり…次の日、親族一同が集まり準備、自分のやる事は殆ど無い。
今回、万事そんな有様だった。
式場は市の施設。準備は葬儀社と親族。喪主は兄。…一人身では格好がつかないがね(苦笑
我が家は浄土真宗だ。
だが、兄はキリスト教徒になった。奥さんもそこで出会った人だ。
昔は喧々囂々な事もあったが、父は受け入れた。諦めたと言えばそうかもしれないんだが、母の心配。
真宗式の葬儀に喪主がキリスト教徒。
だが、そこは百戦錬磨のプロの葬儀屋(笑
見事なフォローを入れつつ、滞りなく式は進んだ。
むしろ、喪主の挨拶で自分がキリスト教徒と言った兄に感心した。自分の方が真宗と言いながら確固たる信心を持たず、何でも受け入れる“ありあり教”と嘯いている(苦笑
ついでに言うと、現時点であんなスピーチ能力はわしには無い。
さて、父の事を思い出すと、物静かで、本をよく読み、知識も豊富。
あまり怒った事も無く、仮に怒る時でも静かに理を通した怒り方(それだけに効くんだ・苦笑)。
親戚や来客の話を聞いても悪い事が一つも出てこない。
…なんつーか、なんでわしのような落ちこぼれが育ってしまったのか。ある意味、肩身が狭い(苦笑
結局、こう言う言い方は変だが、母はともかく、他人に対して最小限の迷惑で逝った。
しかも、計ったかのような見事なタイミングで。
(そう言えば、祖父も夕食まで元気に食べ、眠り、朝、気付いたら亡くなっていたのを思い出した。)
どうも、信心深い父や祖父は大往生を遂げる事が出来たと思う。
…自分はきっと無理そうだ…(苦笑
さて、悩みの種はまだ有った。
実は、こうして『中の人』で語ってる横で、妄想キャラどもが勝手に割り込んでくるのである。
ほむらは、「大切な人が逝く時は笑って送ってやれ。そうでなきゃ、心配でちゃんと逝けないからな。」とか言いやがるし
みことは、わしの頭を胸に抱いて、頭を撫ぜながら「泣きたい時は泣いて、そしたら前に進めるから」とか言う。つい自分がボソッと、「ボリュームが無い…。」ってのを聞き逃さず思いっきり殴る始末。
鋼刃の親父さんは、腕組んで後ろ向いたまま「惜しい方が亡くなったな。」って、押し黙る。
まぁ、それだけなら良いんだが(あんまり良くない)…
何故か、灰藤のおっさんまで、酒瓶取り出して「なんなら、トコトン付き合うぜ。」って…まさか、灰藤シリーズを復活させたいのか!?(汗
どうやら、わしをどうあっても『水上雷太』でいさせ続けたいと思ってるらしい…。
まったく…お節介な妄想キャラどもだことで(苦笑
O~K~、付き合って見せますよ、自分が自分である限り(笑
ま、いい死に方は出来んだろうけどな(苦笑
…思うままに書き綴ったので支離滅裂なのは分かってるんだが…まぁ良い。コレも一つの形だ。
もし、自分の長く拙い文を最後まで読んでくれた人が居るなら…最大限の感謝を。
正直、未だ父親の死を実感してない部分もあるんだろうが…
時間は戻らない。明日も分からないが、今、自分はここに生きている。
次回からは、通常更新の予定。馬鹿は死ななきゃ分からない(笑
父に最大限の感謝と「お疲れ様。」と言いつつ終わる事にする…。
Comment
[538] Re: 事情説明その他?
この度は……。
まあ、臨時休業のお知らせのときなんとなく、いい話ではないのでは、と思いましたが。
私は叔父を二人ほど癌で亡くしていますが、そのためか、最近やっと、両親が健在であることを「ありがたいことだ」と思うようになって来ました。
でも、その時はいつやってくるかわからないのですよね。いい加減結構な年ですし。
自分が先に、ということもあり得るわけですけどね。
「悩みの種」で思い出しました。
とある漫画で、父親を亡くした人物が、そのことを「どうやって歌にしよう」と考えてしまい悩むというシーンがありました。
どのように乗り越えたのかは憶えていませんが、結局人とはそういうものなのであり、悩むことではないのかも知れませんね。
まあ、まだ親を亡くしていない私が何か言っても仕方ありませんが、気を落とすことのないよう。
それでは。
まあ、臨時休業のお知らせのときなんとなく、いい話ではないのでは、と思いましたが。
私は叔父を二人ほど癌で亡くしていますが、そのためか、最近やっと、両親が健在であることを「ありがたいことだ」と思うようになって来ました。
でも、その時はいつやってくるかわからないのですよね。いい加減結構な年ですし。
自分が先に、ということもあり得るわけですけどね。
「悩みの種」で思い出しました。
とある漫画で、父親を亡くした人物が、そのことを「どうやって歌にしよう」と考えてしまい悩むというシーンがありました。
どのように乗り越えたのかは憶えていませんが、結局人とはそういうものなのであり、悩むことではないのかも知れませんね。
まあ、まだ親を亡くしていない私が何か言っても仕方ありませんが、気を落とすことのないよう。
それでは。
[539] Re: 事情説明その他?
心からのご冥福をお祈りいたします。
自分の叔父(ん?母の叔父だったか?)も、やはり入院して直ぐ亡くなったので、その「イマイチ実感がわかない」ってのがよく解ります。
実際、そんなに交流があったわけでは無いので、しっかり覚えてるわけでは無いのですが、いきなりいなくなると、また会えるような気がしてなりません。
そういえば「本当の死とは全ての人に忘れ去られたときに訪れる」なんて言葉を聴いたことがあります。
あ~上手くまとめられません><;
兎に角、気を落とさずに、とだけ言っときます。
自分の叔父(ん?母の叔父だったか?)も、やはり入院して直ぐ亡くなったので、その「イマイチ実感がわかない」ってのがよく解ります。
実際、そんなに交流があったわけでは無いので、しっかり覚えてるわけでは無いのですが、いきなりいなくなると、また会えるような気がしてなりません。
そういえば「本当の死とは全ての人に忘れ去られたときに訪れる」なんて言葉を聴いたことがあります。
あ~上手くまとめられません><;
兎に角、気を落とさずに、とだけ言っときます。
[540] Re: 事情説明その他?
お別れは辛いですが、お父上が極楽浄土に「往」きて「生」まれたお誕生日でもあります。
なので悲しむばかりではなく、プラスな気持ちも持ってください。
俺は婆さんが死んだとき、数分間部屋にこもって大泣きし、それだけで不思議と落ち着きました。
それから気を取り直し、日曜学校で培った技術と精神により通夜を執り行いました。
今ではそれが誇りです。自慢できる類ではありませんけど。
なので悲しむばかりではなく、プラスな気持ちも持ってください。
俺は婆さんが死んだとき、数分間部屋にこもって大泣きし、それだけで不思議と落ち着きました。
それから気を取り直し、日曜学校で培った技術と精神により通夜を執り行いました。
今ではそれが誇りです。自慢できる類ではありませんけど。
[541] 承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
[542] Re: 事情説明その他?
強いと思います。
故人も雷太さんも。
しかし一番強いのは、おそらく一番ダメージを受けているだろうお母様だろうと思います。
支えてあげてください。一緒にいる時間を増やすだけでも違うと思います。もちろんご自分のケアもしながらです。
つきなみですが、お悔やみもうしあげます。
雷太さんを含む、ご家族親類一同様
おつかれさまでした。
故人も雷太さんも。
しかし一番強いのは、おそらく一番ダメージを受けているだろうお母様だろうと思います。
支えてあげてください。一緒にいる時間を増やすだけでも違うと思います。もちろんご自分のケアもしながらです。
つきなみですが、お悔やみもうしあげます。
雷太さんを含む、ご家族親類一同様
おつかれさまでした。
[543] 皆様、ありがとうございますm(_ _)m
実際問題、ここで書くべき事か悩みましたが、自分自身の気持ちの整理になるかと思ったしだい。
…言いっぱなしだけど(苦笑
ともかく、ここの維持も含めて、リアル&電脳で頑張りますのでよろしくお願いします。
…言いっぱなしだけど(苦笑
ともかく、ここの維持も含めて、リアル&電脳で頑張りますのでよろしくお願いします。
[545] 弔辞と御挨拶
遅ればせながら、謹んで御悔やみ申し上げます。
病に因る死である以上、天寿を全うしたとは言えないかも知れません。
しかしながら、よき旅路を往かれたのではないかと思う次第であります。
身内では祖父母を近年亡くしたが、直後は実感湧かず。また時が経てば、やはり情が希薄になり、結局のところ実感湧かず。だからと言って、「存在を身近に感じるから不安は無い」という訳でもなく。“今”姿を見ないだけ、という別居している様な感覚で、悲しい気持ちはない。寂しさは時折感じるが。
むしろ、人の死に対して誰かが悲しく思っている、その様を見る方が悲しい。先々月、従姉妹の娘の一人が幼くして亡くなったが、半狂乱のその悲痛な姿は見るに絶えなかった。しかし、葬儀の後、俺は言った。
「敢えて言おう、強く生きろ」
どれだけ無責任で残酷事を言っているのか、解っているつもりだ。だが、従姉妹は母親である。この事で自暴自棄になってしまったら、まだ生きている子供はどうなる。残された子供に力を尽くす事だ。自分で言っておきながら、母とは、強く在らねばならんのだなと、俺は実感した。
第一、慰めや励ましの言葉など言うのも言われるのも苦手だし、子供を亡くした親に「気を落とすな」などと言えるか?俺は言えん。
死者に対する最大の供養は、現世に残された者が精一杯生きる、生を全うする事だと、俺は信じている。
水上雷太会長殿、今度は貴兄が生きる番なのです。
歩んで参りましょうぞ、我々と共に。
病に因る死である以上、天寿を全うしたとは言えないかも知れません。
しかしながら、よき旅路を往かれたのではないかと思う次第であります。
身内では祖父母を近年亡くしたが、直後は実感湧かず。また時が経てば、やはり情が希薄になり、結局のところ実感湧かず。だからと言って、「存在を身近に感じるから不安は無い」という訳でもなく。“今”姿を見ないだけ、という別居している様な感覚で、悲しい気持ちはない。寂しさは時折感じるが。
むしろ、人の死に対して誰かが悲しく思っている、その様を見る方が悲しい。先々月、従姉妹の娘の一人が幼くして亡くなったが、半狂乱のその悲痛な姿は見るに絶えなかった。しかし、葬儀の後、俺は言った。
「敢えて言おう、強く生きろ」
どれだけ無責任で残酷事を言っているのか、解っているつもりだ。だが、従姉妹は母親である。この事で自暴自棄になってしまったら、まだ生きている子供はどうなる。残された子供に力を尽くす事だ。自分で言っておきながら、母とは、強く在らねばならんのだなと、俺は実感した。
第一、慰めや励ましの言葉など言うのも言われるのも苦手だし、子供を亡くした親に「気を落とすな」などと言えるか?俺は言えん。
死者に対する最大の供養は、現世に残された者が精一杯生きる、生を全うする事だと、俺は信じている。
水上雷太会長殿、今度は貴兄が生きる番なのです。
歩んで参りましょうぞ、我々と共に。
[546] 私も遅くなりましたが
お悔やみ申し上げます。
つらつらと長いことは言いません。ただ、23言のみ。
いずれ現実が襲ってくると思います。そのときは精一杯悲しんで下さい。
でも、最後はどうか笑って下さい。
つらつらと長いことは言いません。ただ、23言のみ。
いずれ現実が襲ってくると思います。そのときは精一杯悲しんで下さい。
でも、最後はどうか笑って下さい。